太鼓とテニス肘
太鼓を叩きすぎてテニス肘になった女性が来院されました。(画像は男デス)
「テニス肘」とは…正しくは「上腕骨外側上か炎」と言います。
肘の外側のくるぶし(のような骨のでっぱったところ)や、その
周囲、前腕の外側(日に焼けてる側)の筋肉が痛くなる症状で、
テニスプレーヤーがバックハンドショットのときに痛めることから
「テニス肘」と呼ばれています。
実際には「テニス肘」と診断される方のほとんどは、テニスが原因
ではありません。むしろ、テニスなんかしたことない人のほうが多い
です。
肘の外側のくるぶしには、手首を反らしたり指を伸ばしたりする
筋肉が着いています。それらの筋肉が緊張しすぎると肘の外側
や前腕の外側が痛くなるのです。
今回の太鼓で肘が痛くなった女性は、まさにテニスのバックハンド
と同じように叩くことで痛めたと考えられます。
その人にこぶしを握ってもらうと、親指を握りこんでしまいます。
グーにするとき、親指を握りこむクセがあったのです。
――まずそれを直さないといけませんネ!
テニスプレーヤーのテニス肘の場合も、まずラケットの握り方を
矯正しなくてはいけません。太鼓のバチも同じです。
必ず小指側から握ること!
それを直すだけでも肘の負担が減ります。
テニス肘についての動画を作りました↓↓
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